僕が煮干しで驚いた理由
Moominです。こんにちは。
タイトルを見れば80パーセントくらいわかってしまいますが、今日は僕の身に起きた「朝ごはん」にまつわる不思議な出来事について話したいと思います。
事の発端
僕はいつも、次の日の朝ごはんの支度を、奥さんがめんどくさがって用意してくれないので前日の夜に自分でしておきます。
いつも朝ごはんのメニューは決まっていて、食パン一枚+ヤクルト一本+お茶一杯です。
質素にみえますが、僕にとっては十分・・といつも自分に言い聞かせています。
食パンを置く為のお皿をテーブルに置けば準備完了です。
僕がいつものようにお皿を戸棚から出そうとすると、戸棚の中にいつも使っているお皿がありません。
僕「あっれーおかしいな。。」
僕はふと戸棚の反対側にあるテーブルの方を振り返りました。
既に用意されているではありませんか。
お皿と煮干し3匹が。
(↑決してヤラセではありません。)
僕「えっ!」
僕は頭からつま先にかけて衝撃が走るような感覚に陥りました。
世間で言うところの「驚き」という感覚です。
分析
そもそも、なぜ僕は驚いたのか。を考えてみます。
驚く行為は「自分が予想していないことが起きた場合」に起こります。
そこで、まず自分が予想していなかったことの候補となる事象を挙げてみます。
予想していなかったこと=普段あるべき姿でないことと当てはめます。
今回普段あるべき姿でなかったことは2つあります。
①お皿がテーブルに用意されている。
②煮干しが3匹お皿の上に乗っている。
①は、確かに普段あるべき姿ではありませんが、奥さんが僕の代わりにお皿をテーブルに置いてくれた。と簡単に予測できますので、驚く行為の原因とはなりません。
そこで②を見てみます。
僕の家では普段煮干しは取り扱っておらず、家の中に煮干しがあること自体が普段あるべき姿ではありません。
ましてや、お皿の上に煮干しが3匹乗っている情景は、僕にとっては予想の斜め45度上を行くものでした。
これで僕が驚いた理由が「普段あるはずのない煮干しが3匹、お皿の上に乗っている」事象によるものであることが明確になりました。
仮説
驚いた原因がハッキリとした所で、次は、「なぜ煮干しが3匹、お皿の上に乗っているのか」について考えてみます。
前述のように、僕の家では普段煮干しは取り扱っていないことを踏まえて、次の3つの仮説をたてました。
①煮干しが海を泳いできて、お皿の上に跳び乗った。
②お皿から煮干しが生えてきた。
③見ず知らずの「誰か」が煮干しを置いていった。
まず①ですが、煮干しは泳げません。泳げないはずの煮干しが泳いで、更にお皿の上に跳び乗るなんてことは、天地がひっくりかえってもあり得ません。
(小魚が泳いで来て、お皿の上で乾燥して煮干しになったという可能性も・・・んなワケない。)
次に②ですが、まず、煮干しは生えてきません。普通に考えればわかるはずです。
①と②は普通に有り得ないので速攻で却下です。
ではなぜこのような有り得ないような仮説をたてたのか。
ぶっちゃけなんとなく面白いかなと思ったからです。
・・・。
気を取り直して次行きます。
③ですが、これが事実なら、見ず知らずの誰かが住居不法侵入をした上、煮干しを置くという意味のわからない行動を起こしたこととなります。非常に恐ろしいことです。常軌を逸しています。犯罪です。盗撮です。
外出する際は、施錠確認はきちんとしている(しているつもりです。)ので、③はあり得ません。むしろあって欲しくないです。
ということで、①、②、③の仮説が全て外れてしまいました・・・。
原点回帰
そこで僕は原点に振り返って考えました。
「僕の家では普段煮干しは取り扱っていない・・・本当か?」「僕の中で「家では煮干しを取り扱っていない」という先入観があるのでは?」と
僕は記憶の糸をたぐりました。
「ん・・そういえば奥さんが、「私貧血気味なので煮干しが食べたい」と言っていた気が・・・。」
「そういえば、奥さんが今日スーパーで煮干しを買い物かごに入れてたような気が・・・。」
そうと分かればさっそく事情聴取です。
真相究明
僕「今日って煮干し買ったっけ?」
奥「うん買ったよ。」
僕「じゃあ、この皿に煮干し置いたの奥様?」
奥「うん。そーやよ。お皿用意するついでに煮干し置いといたった。おいしいから朝食べといてな。」
3秒で解決しました。
あとがき
煮干しは鉄分豊富なので、貧血気味の方はぜひ食べてみて下さい。