ありのままの。

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お菓子の新商品が減ってきている2つの訳とは?

Moominです。こんばんは。

 

今、食品の春商戦で異変が起きています。

食品の大手メーカーが、新商品を大幅に減らして、ブランド力の高い既存の主力商品に力を回すことが相次いでいるとのことです。

 

例えば明治だとベビーフードやココアなど150品目の生産、販売から撤退、お菓子部門では、4年前に比べて新商品の数を4割減らします。

山崎製パンは毎月投入する新商品の数が2年前は80品だったのですが、今季は45品前後と半分近くに減らします。

キューピーも去年に比べて今年は新商品を1/3に減らします。

 

このように、どのメーカーも新商品を作らない方針へとなってきています。

なぜこのような方針になったのかというと、理由は2つあります。

 

1つ目に、コンビニの台頭があります。

今まではスーパーでの購入層が多かったのですが、昨今、コンビニの存在が高まってきて、コンビニでの購買層が多くなって来ました。

コンビニの商品陳列棚は、売れ筋商品しか陳列せず、少しでも売れない商品は、売り場から消えてしまいます。

つまり、ロングセラー商品ばかりが陳列棚に集まってしまい、新商品を作っても、置く場所がありません。

 

2つ目に、スーパーのPB(プライベートブランド)との競合によるものです。

最近ではスーパーがPBを開発するため、メーカーが新商品を出してもPBと競合してなかなか売れません。

コンビニの陳列棚と同様、売れない商品は消えてしまうため、結果ロングセラー商品ばかりが陳列されることになります。

 

このように、新商品がどんどん減ってきている訳ですが、僕としては、新商品のお菓子を試すのは結構好きなので、このような理由での新商品開発の減少は残念な半面、企業の戦略なら仕方がないのかなと思いました。