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高浜原発運転差し止め仮処分判決について思ったこと。

Moominです。こんばんは。

 

津地裁は、3/9に「安全性に関する関西電力の証明は不十分」と判断し、高浜原発3,4号機の運転差し止めの仮処分判決を下しました。

この判決を受け、関西電力は、3/10に高浜原発3号機を停止(4号機はトラブルにより既に停止中)させました。

 

今回の高浜原発再稼働停止の仮処分については、意見が二分しています。

 

一方は原発反対側の意見で、「判決をきっかけに、原発のない社会に変われば」と期待を寄せています。

 

その一方で、地元の高浜町民からは落胆の声が上がっています。原発が再稼働し、経済活性化の期待が高まった矢先での、再度の原発停止だったからです。

また、関西電力は、今回の高浜原発再稼働停止の仮処分を受け、今年の5月1日に予定されていた電気料金値下げを撤回しました。

 

確かに今回の裁判所の判決理由「安全性に関する関西電力の証明は不十分」については、人間が核エネルギーを扱う以上、安全性については確実なものにしないといけないと思います。

でもその一方で、経済活性化の芽を摘むという問題や、電気料金の問題も無視できないと思いますので、一概に再稼働か停止かの、どちらが正しいのかを判断するのは難しいと思います。

 

今回の高浜原発の案件に関しての二転三転する司法判断に対して、批判が相次いでいます。

確かに裁判所や裁判官の違いにより、こうも簡単に判決が変ってしまうと、国民の司法離れが進んでしまうのではないのかと思います。

こういった案件の場合はこのように判決する。という物を作るのは難しいかと思いますが、ある程度の統一は出来ないのかなと思います。

 

今回の大津地裁の判決は、九州電力川内原発再稼働差し止め即時抗告審にも何らかの影響が出るのではと思いますので、今後注目したいと思います。

 

参考

高浜原発3・4号機、運転差し止め 大津地裁が仮処分:朝日新聞デジタル

関西電力、高浜原発3, 4号機再稼働停止の仮処分を受けて今年5月1日からの値下げを撤回 - MarketNewsline